自分のライフステージに合わせ、今まで複数の保育園で働いてきた現役保育士です。
子どもが大好きで保育士になったのに、毎日辛くて、苦しい思いをしていませんか?
私も長い保育士人生の中で、経験済みです。
仕事のことを考えるとなかなか寝付けず、出勤しようとすると憂鬱な気分になっていました。
全てが悪循環で、心から楽しく子ども達と関われない時期は本当に辛かったです。
今は自分に合った職場で、良い人間関係に恵まれ、毎日楽しく子供達の成長を見守っています。
今、「辛くてしどうしたらいいの?」と悩んでいる人に、辛いと感じる理由と、私のおすすめの対処法TOP5をお伝えします。
結論:保育士が辛いと感じた時にする、おすすめな対処法は以下の5つです。
- TOP1 保育士専門の転職サイトに登録しよう
- TOP2 信頼できる人に相談しよう
- TOP3 ストレスを発散させよう
- TOP4 勤務形態を変えたり、系列園に異動させてもらおう
- TOP5 休みをもらい、心と体を回復させよう
この記事を見て、もう一度笑顔でで生き生きと子ども達と関わってください。
\ 複数のエージェントを比較・検討できる /
保育士が辛いと感じる理由
保育士が辛いと感じる理由は以下の5つです。
1・仕事が多くて辛い
2・職場の人間関係が悪くて辛い
3・保護者対応が難しくて辛い
4・手のかかる子どもがいて辛い
5・休みが取りずらくて辛い
仕事が多くて辛い
- 毎日の書類(連絡ノート、日誌)
- 保育(子どもの生活全般、遊びの提供)
- 毎週・毎月の書類(月週案・園だより)
- 製作物(壁面・子どもの製作の準備)
- 行事の準備(運動会、発表会、卒園式)
- 保護者対応(受け入れ、引き渡し、電話対応)
- 会議(職員会議、クラス会議)
- 環境整備(掃除、消毒、点検)
- 教材準備・ピアノの練習
いくつか挙げてみましたが、なんといっても保育士は仕事量が多いですね!
これでもほんの一部。これを1人で全部やっていたら、毎日疲弊してしまいます。
私もあまりにも仕事量が多く、休憩も取れず、持ち帰り仕事が毎日ある園で働いていました。
その時は家庭との両立も難しく、家の中の空気も悪くなってしまい、夫のちょっとした言動にイライラしていました。
仕事量が多いと時間にも、心にも余裕がなくなり、当然体も疲れ、辛くなってしまいますね。
園によって行事や、製作物の量はだいぶ違ってきます。
うまく協力して、休憩もしっかり取れる保育園もありますよ。
職場の人間関係が悪くて辛い
- 園長との人間関係が悪くて辛い
- 先輩保育士との人間関係が悪くて辛い
- 同僚との人間関係が悪くて辛い
園長と保育方針が合わず、悩み辛いと感じている保育士が多いです。
公立の園長はもちろん保育士の経験がある人が多いです。しかし、民間の保育園では家族経営の場合、保育士資格を持っていない園長もいます。
当然現場が分からず、無理なことを言ってくることもあり困ります。
また、怪我などのトラブルや、保護者からのクレームがあった際も「ちゃんとやってよ」「後は任せた」と逃げてしまう園長も残念ながら中にはいます。
園長は保育園の最高責任者なので、全ての事にしっかりと責任を持って頂かないと、下で働く保育士は安心して働けませんね。
もちろん、しっかりと職員を守ってくれる頼もしい園長先生もたくさんいますよ。
実際に現場を仕切る主任保育士や、先輩保育士との人間関係がうまく行かないのも、辛い毎日です。
何といっても保育園は女社会なので、露骨に好き嫌いが出てしまう保育士も数人存在します。
同僚と同じ相談をしたのに全く違った対応をされ、「なんで?」と疑問に思うこともありました。
どうしても、保育士間の相性はありますね。
「女社会で働く上で、大切な心構え」につては、以下の記事で詳しく紹介しています。参考にしてください。
保護者対応が難しくて辛い
保護者は本当に色々な人がいて、対応が難しいです。
きちんとした対応をしていれば、ほとんどの保護者は園や保育士に協力的です。
一緒にお子さんの成長を促したり、喜んだりでき、とても良い関係が築けますね。
しかし、中にはどう考えても理不尽なことを要求してくる、モンスターペアレントがいるのも現状です。
子どもの発熱で、お迎えをお願いするため職場に電話をすると、嘘をついてお休みをしていたことがバレたと、怒られたこともあります。
常識の範囲を超えた要求をされると、本当に辛くなってしまいますね。
手のかかる子どもがいて辛い
- 落ち着きがなく、動き回る子がいて辛い
- 友達を噛んだり、引っ掻いたりしてしまう子がいて辛い
- ずっと泣いている子がいて辛い
- 物を投げたりする子がいて辛い
手のかかる子の一部を紹介してみましたが、皆さんのクラスにも数人いますよね!
保育園には月齢や発達段階で、言葉が出ないため、自分の思いを伝えるために友達を噛んでしまったり、手が出てしまったりする子がたくさんいます。
そして離婚や引っ越しなどの家庭環境の変化や、お母さんが妊娠したなどの影響を受け、不安定になり、なかなか泣き止まない子もいます。
もちろん、私達保育士は個々の発達状況をしっかりとみながら、怪我がないように安全に保育をしなければなりまん。
しかし、限られた人数の中で手のかかる子ども達を、たくさん保育するのは大変で辛いと感じてしまいますね。
\ 複数のエージェントを比較・検討できる /
休みが取りづらくて辛い
- 特別な理由がないとやすみづらくて辛い
- 自分が休むと他の保育士に迷惑がかかるから、休みづらくて辛い
- みんなが休んでいないから、自分も休みづらくて辛い
子どもの入学式や、発熱、葬式など特別な理由があれば休みやすいのですが、1人が休むと他の保育士にその分負担がいってしまうため休みづらい風潮があります。
年次有給休暇があっても、なかな自分が好きな日に休むことが難しいのが現状。
今でこそ、熱がある時は休むように言われますが、多少の体調不良でも頑張って出勤している保育士がほとんどです。
また、休んでしまうと自分が担当している仕事が、進みません。
製作物の準備など間に合わなければ、結局持ち帰り仕事になてしまうのも休みにくい理由ですね。
お互いに協力・調整してうまくお休みを取れている園も、もちろんあります。
園の規模や、職員間の連携・意識の持ち方によって差がある出てくるところですね!
\ 複数のエージェントを比較・検討できる /
保育士が辛いと感じたらすること・対処法TOP5
辛いと感じたら取る対処法は次のTOP5で紹介します。
- TOP1 保育士専門の転職サイトに登録しよう
- TOP2 信頼できる人に相談しよう
- TOP3 ストレスを発散させよう
- TOP4 勤務形態を変えたり、系列園に異動させてもらおう
- TOP5 休みをもらい、心と体を回復させよう
TOP1 保育士専門の転職サイトに登録しよう
今の職場に違和感を感じたり、辛いと思っている人はすぐに転職サイトに登録することを強くおすすめします。
「辛いなぁ」と感じている時点で、今の保育園には、何かしらの問題があるからです。
仕事量が多すぎたり、保育方針が合わなかったり、同僚との人間関係が合わなかったりする場合は、今後の働き方を考える時期です。
私も以前の保育園では、サービス残業や持ち帰り仕事が当たり前で、毎日疲れ切っていました。
また、何よりも人間関係がうまくいかず、出勤するのが本当に辛かったです。
今は自分に合った保育園で、定時に上がり、持ち帰り仕事もほとんどなく、ストレスなく楽しく働けています。
すぐには、なかなか職場を変えられなくても、今後を見据え、まずは保育士専門の転職サイトに登録をして下さい。
心身ともに本当に辛くなってしまってからでは、なにも考えられなくなってしまいます。
その時に次の職場を一から探すのは難しいですね。
私も職場が合わなかった時、次の仕事先を考える余裕はありませんでした。
ただ、辞めたい。辛い毎日から解放されたい。との思いで退職してしまいました。
転職サイトに登録する思考も気力も無くなってしまい、先の見えない不安に押しつぶされそうになっていました。
でも、どの転職サイトに登録したら良いか迷いますよね。
そこでおすすめなのが
保育士向けの求人検索サイトで現在7万件以上の求人を閲覧することができます。
1つのエージェントではなく、複数のエージェントを比較しながら相談できるのが最大のメリットです。
情報収集だけでも大丈夫なので、まずは登録だけでもしておきましょう!
もちろん完全無料で、利用できるので安心して登録してくださいね。
\ 複数のエージェントを比較・検討できる /
保育士が転職サイトを利用するメリットは「エージェントが教えるおすすめの転職方法」の記事を参考にして下さい。
TOP2 信頼できる人に相談しよう
保育園に信頼できる、園長や同僚がいる場合は、保護者や、子どものことでの悩みはすぐに相談して下さい。
保育士を大切にしてくれる園では、職員を守るため、問題解決に向け保護者との間に入ってくれます。
また、職場の人間関係で悩んでいる場合は、友達や親など信頼できる人に話を聞いてもらうのが、おすすめです。
辛い思いを1人でずっと抱えていては、心身の不調に繋がってしまうので、早めに相談しましょう。
人に話を聞いてもらうことで、自分の心の中が整理され、少しほっとするはずです。
TOP3 ストレスを発散させよう
「少し辛いなぁ。」と思うことは誰にでもあります。
あくまで、仕事は仕事と割り切って、プライベートの時間を充実させましょう。
まずはしっかりオンとオフを切り替えて、自分の時間を確保し、好きなことをしてストレスを発散させて下さい。
私のおすすめは、温泉やスーパー銭湯でゆったりお湯に浸かり、少し贅沢なマッサージと、美味しいご飯を食べることです。
- 友達と話をする
- カラオケに行き、思いっきり声を出す
- 美味しいものを食べる
- 温泉やスーパー銭湯に行き、湯に浸かる
- マッサージを受ける
- 趣味を楽しむ
TOP4 勤務形態を変えたり、系列園に異動させてもらおう
特定の保護者や、子どもとの関係が崩れてしまった場合は、クラスを変えてもらうようお願いしてみましょう。
また、体力的にきついと感じる時は、時短勤務に変更してもらったり、仕事自体の量を調整してもらえるか相談するのがベストです。
保育園によっては、系列園や、姉妹園がある場合があります。
特定の保育士との人間関係が、うまくいかない時には異動させてもらうのも、一つの策です。
場所が変われば、人も変わるのので、環境を変え、新たなスタートを切って下さい。
TOP5 休みをもらい、心と体を回復させよう
本当にしんどくなり、体調にも変化が出始めたら、勇気を出して休みを申請しましょう。
働き方や、勤務年数によって違いますが、ほとんどの場合、年次有給休暇や、療養休暇があります。
労働者には休む権利があるので、詳しくは調べてみてください。
場合によっては、退職してしまうのも一つの方法です。
その際、次の職場が決まっていれば、経済面でも心強いですね。
本当に辛い人は、今すぐ辞めて大丈夫です。
保育士が復帰するのは難しくありません。「私が保育士の復帰を成功させた方法」の記事で詳しく紹介しています。
まとめ 保育士が辛いと感じる理由と、おすすめな対応策
保育士が辛いと感じた時にする、おすすめな対処法は以下の5つです。
- TOP1 保育士専門の転職サイトに登録しよう
- TOP2 信頼できる人に相談しよう
- TOP3 ストレスを発散させよう
- TOP4 勤務形態を変えたり、系列園に異動させてもらおう
- TOP5 休みをもらい、心と体を回復させよう
保育士をしていて辛くなる理由は、たくさんありますが、その中でも私は、一番人間関係が大きく影響していると思います。
一度崩れてしまった人間関係が修復されることは、ほぼありません。
20年に及ぶ保育士経験の中で、やはり保育士には相性があると実感しています。
今、辛いと感じている人には、自分に合った場所で、心から楽しく子ども達と関わって欲しいです。
「働くのが大好きってみんながなれるように」願っています。