【40代新人保育士】悩みと不安を解消させる職場選び５つのポイント！

子育てが一段落した40代から資格を活かして、保育士として働きたいと思っている人は多いのではないでしょうか？

でも、40代で新人として働き出すには「自分より若い先輩と上手くやっていける？」「体力が心配・・・」「未経験だけれど雇ってくれる？」など、悩みと不安が多いですよね！

それらの悩みと不安を解消させて40代が新人保育士として働けるかどうかは、職場次第なんです！

保育士歴21年。40代から未経験で新人保育士になり、正社員や主任にまで昇格した同僚数人をみてきた私が、あなたの悩みと不安を解消します。

結論：40代新人保育士の悩みと不安を解消させるには、職場選びが最重要

職場探しので押さえるべき５つのポイント

４0代で未経験から新たに保育士として働くには、保育士専門の転職サイトを利用するのが自分に合った職場と出会える近道です。

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40代新人保育士の悩みと不安5つ

40代で新人保育士として働くには、悩みや不安が多いですよね。

以下が、多くの保育士が実際に感じる悩みや不安です。

Q&A 40代で新人保育士になれる？

40代で新人保育士になる人が抱える悩みや不安に、たくさんの同僚をみてきた私がお答えします。

未経験の40代新人保育士を雇ってくれる保育園はありますか？

たくさんあります。

保育士不足で無資格の保育補助を雇っている園もあるので、有資格者は喜んで採用されます。

若い保育士さんに馴染めますか？

人それぞれですが、それなりのギャップがあります。

同年代の保育士がいる園を選びましょう。

仕事をすぐに覚えられますか？

若い頃のようには覚えられません。

でもメモをとり、少しずつ覚えれば大丈夫です。

小規模園では、保育士の数も少ないので初めから全てこなして欲しいと頼まれがちです。

ある程度職員の多い保育園で働くことによって、仕事を覚えるまでサポートしてもらえます。

体力的についていけますか？

初めはきついです。

でも、仕事をしながら徐々に体力はついてきます。

体力が心配な人は時短勤務からスタートしましょう。

パソコン操作が苦手ですが、やっていけますか？

練習すれば大丈夫です。

連絡ノートや、個人記録など今はパソコンやタブレットで入力する保育園がほとんどです。

65歳の同僚も若い保育士に習いながら、時間はかかりますが入力しています。

優しく教えてくれる園を選べば問題ないです。

40代新人保育士の悩みを解消させる職場探し【５つのポイント】

40代新人保育士の悩みを解消させる職場探しで重要な、5つのポイントを紹介します。

ポイント①　大規模保育園を選ぶ

オープニングや小規模保育園もありますが、私は40代で新人保育士として働くなら大規模保育園を強くおすすめします。

今私が勤めている保育園は、大規模保育園で園児１７８名。

保育士や保育補助、調理員、事務員など４2名が働いています。

週３日や時短勤務など勤務形態も様々です。

年齢も新卒の２０歳から72歳まで。

多様な年齢層で、色々な人生経験を持つ人達で上手く回しています。

特徴	小規模保育園	大規模保育園
対象年齢	0〜2歳	0歳〜5歳
定員	20人未満	定員100人以上
保育士の人数	少ない	多い
保育士の年齢層	偏りがある	全年齢層
休みのとりやすさ	休みにくい	休みやすい
行事	少ない・ない	多い

職員が多いと、お互いの事情を考慮したり、意見を尊重したりできるので働きやすいです。

体力面や、パソコン操作は若い保育士にお願いし、難しい保護者対応や、なかなかミルクを飲んでくれない子の対応を年配保育士がするなど、お互い苦手を助け合えるのがメリットです。

小規模保育園ほど保育士の人数も少ないので、なんでもある程度できる経験のある保育士に向いていると私は思います。

ポイント②　パートや派遣社員からスタートする

正社員でスタートするメリット	正社員でスタートするデメリット
雇用と収入が安定している	業務負担が大きい
福利厚生が手厚い	責任が大きい仕事を任される
キャリアアップが目指せる	体力・精神的にきつい

パートや派遣社員でスタートするメリット	パートや派遣社員でスタートするデメリット
勤務日数・時間を交渉できる	給料が安い
仕事の負担が少ない	勤務時間によっては社会保険や福利厚生に入れない
新人として一から教えてもらえる	キャリアアップがしにくい

正社員として働くことのメリットはやはり大きいですね！

他の業種で正社員として働いていた人や、積極的にPTA活動をしたり、地域の活動に参加し体力・気力に自信がある人は初めから正社員での入職を目指してください。

今までの経験がきっと活かせますよ！

パートや派遣社員としてスタートすると正社員より仕事量や、勤務時間、責任が軽くなりますね。

その分給料が減ってしまうのは当然のことです。

40代で新人保育士として働く人は、無理のない働き方からスタートするのがおすすめです。

ポイント③ 　同年代の保育士がいる園を選ぶ

悩みの1つに「若い保育士に馴染めない」がありましたね。

切実な問題です。

特に小規模保育園では、20代・30代しか働いていない園も少なくありません。

せっかく就職しても、馴染めずすぐに辞めてしまったら、もったいないですよね！

ポイント④　保育方針の合う園を選ぶ

人生経験や自身の子育て経験がある40代保育士は、務める保育園との保育方針が合わないと心に歪みが出てきます。

長い人生経験の中で、理想とする保育や子育て像がすでに出来上がってしまっているからです。

お金のためと、割り切れる人は良いのですが、心から楽しく生き生きと子ども達と関わりたい人はチェックポイントです。

保育園Aの特徴	保育園Bの特徴
子どもの自主性を重視する	一斉活動が中心
戸外遊びが多い	室内遊びが多い
日常生活を重視	リトミックや英語などに力を入れている
異年齢との交流が多い	各クラスごとの活動が中心
職員の連携が取れている	各クラスに任せる

保育感はそれぞれ違うもので、逸脱していなければ何が正解というものではありません。

ポイント⑤　保育士専門の転職・求人サイトを利用する

40代で初めて保育士として働くなら、ハローワークに行って自分で検索するか、保育士専門の転職サイトを利用して求人を紹介してもらいます。

でも、保育方針や、同年代の保育士がいるかどうかなど自分1人で調べるのは無理ですよね。

ハローワークの求人票には最低限の情報しかありません。

転職サイトには非公開求人が多く登録しないと知れない求人があります。

そして、プロのキャリアアドバイザーがあなたの希望を聞いて、保育園の内情も教えてくれます。

40代新人保育士が働くメリット

40代新人保育士が働くメリットを3つ紹介します。

資格を活かして働ける

メリットは、なんと言っても資格を活かして働けることです。

保育士の給料は低いと言われますが、スーパーのパートよりかは幾分高いと思います。

最近は、国をあげて処遇改善手当を支給するようになりました。

また、勤める園や雇用形態によりますが、私は保育士資格手当を毎月支給されています。

パートでもボーナスや、勤めて半年過ぎれば年休ももらえています。

子ども達と関われる

私が、一番のメリットと感じるのが子ども達と関われることです。

子どもの成長は本当に早くて、初めて寝返りをした姿や、初めて歩いた姿などを日々見ることができ、子ども好きな人には、たまらない仕事だと思います。

言葉を覚え始めた2歳児に「〇〇せんせい、だいすき！」と言ってもらえたり、年長児とは恋バナもできます。

もちろん体力面や仕事量、人間関係などで大変なこともありますが、喜びも大きいです。

やりがいを感じられる

やりがいを毎日感じられます。

私も専業主婦の時期がありましたが、社会に出て働き刺激をもらうのと同時に、誰かの役に立っているという、やりがいを感じるようになりました。

子育て経験や、社会経験の長い40代の保育士は、保護者も安心してお子さんを預けてくれます。

また、悩みも相談してきてくれますよ。

40代新人保育士が働くデメリット

40代新人保育士が働くデメリットを3つ紹介します。

重労働

保育士は、抱っこをしたり、お散歩に行ったり、一緒に走ったりと思っている以上に重労働です。

中には、腰や膝を痛めてしまう保育士もいます。

初めは体力的にもキツく感じると思いますが、少しずつ体力はついてくるので安心してください。

また無理しすぎず、できないことは若い保育士さんに上手にお願いしまいましょう。

プライドが傷つく

これは個人差がありますが、自分より年齢も社会経験も、子育て経験もない若い保育士に教わったり、指導を受けることになります。

プライドが傷ついてしまう人がいますね。

こればかりは仕方がないことなので、自分は新人保育士であるということをいつも心の中で思い出し、我慢してください。

給料が安い

処遇改善手当をもらえると言いましたが、残念ながら保育士の給料は他の業種の平均より安いです。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査（2021年）によると、保育士の平均月給は約26万円、ボーナスは約74万円。年収にすると382万円となっています。

国税庁が日本の給与所得者全体を統計した「民間給与実態統計調査」では、職種を問わない平均年収は443万円です。

参考：
賃金構造基本統計調査 令和３年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 1 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
令和3年分　民間給与実態統計調査｜国税庁

40代新人保育士でも悩みを解消してキャリアアップは目指せる

40代から新人保育士として働き出してもキャリアアップは十分目指せます！

今は定年が６５歳なので、40代から例えパートで働き出しても少しずつステップアップし、正社員になることもは可能です。

１０年も勤めれば立派な保育士になり主任になる人も多いです。

その職場での上の層が厚く、ステップアップが目指せない場合は他を探せばいいんです。

保育士としての経験をしっかり40代のうちに積むことで、転職にも有利になりますね。

保育士は売り手市場なので、経験を積めば転職することは難しくありません。「転職サイトを利用して良い職場で働こう」の記事も参考にしてください。

40代新人保育士としての心構え

40代新人保育士の心構え3つを紹介します。

謙虚な気持ちで教えてもらおう

まずは謙虚な気持ちで仕事を教えてもらいましょう。

子育て経験や人生経験がある40代の新人保育士は、若い先輩保育士に「子育てしたことないのに・・・」「掃除が行き届いていないなぁ・・・」「こうした方が効率いいのに・・・」と思う場面が多くあると思います。

でも、あなたは新人保育士です。

自分の意見は6ヶ月間は言わないようにしましょう。

半年もすれば、園の雰囲気や1日の流れがわかります。

そして、あなたがしっかりと働いていれば信頼も積み重なるので、意見にも耳を傾けてもらえるようになります。

頼まれた仕事はきちんとこなそう

どんな些細なことでも、頼まれた仕事はきちんとやってください。

40代は記憶力が低下するので、メモをとる習慣をつけましょう。

しっかりと仕事をすることで、「この人にお願いすれば大丈夫！」と思ってもらえます。

難しいことはお願いしよう

保育士はマルチタスクが求められますが、人によってどうしても得意・不得意があります。

また、年齢を重ねると無理をして怪我をしたり、あまりにも非効率になる業務もあります。

体力的に難しいことや、難しいパソコン業務などは若い先輩保育士さんに上手にお願いしましょう。

「すみません、ちょっと自信がなくって・・・」と言えば大体の保育士さんはフォローしてくれますよ。

もちろん自分が得意とする掃除や、難しい保護者対応など、年齢を重ねたからこそできる仕事は率先して行ってください。

新人保育士としての心構えや準備については、「女社会でスタートを切る心構え」「内定が決まったらする準備」の記事で詳しく紹介しています。参考にしてください。

40代新人保育士の悩みを解消してくれる転職・求人サイト3つ

0代新人保育士におすすめな転職・求人サイトは以下の３つです。

まとめ　　40代新人保育士が悩みを解消できるかは職場次第

40代新人保育士の悩みを解消させて働くには、職場選びが何よりも重要です。

職場探しで押さえるべき５つのポイントをしっかり確認してください。

人生100年時代と言われるようになりましたね。

私が今勤めている保育園では、時短のパートですが72歳でお元気に活躍されている先輩保育士がいます。

子どもたちから日々パワーをもらえるんだそうです！

この記事を参考にして自分に合った職場で、せっかく取った国家資格を活かして生き生きと働いてくださいね！